2007年03月17日

ことぶち「お医者さんと患者さんの関係」

世界に言葉をぶちまけろ。略してことぶち。
今回はうちの
ちび姫系列のお話をしましょう。
インフォームドコンセントってみんな、知ってる?




wikepediaより。

医療行為(投薬・手術・検査など)や治験などの対象者(患者や被験者)が、治療や臨床試験/治験の内容についてよく説明を受け理解した上で(informed)、方針に合意する(consent)事である。



って事なのよ。現在、医療・福祉の現場では、クライアントに対して同意を得る、というのが当たり前になってきています。
で、なんでこういう話をしたのかというと、
うちのちび姫が熱を出して、の経緯で
本当にね、煮えかえる想いをしたんだよね。

最初行った場所がひどかった。
同僚に勧められていったんだけど、
医者の腕も良いんだろう。薬も良いバランスで出してくれるんだろう。ここを良いという人達は。
でもね、僕は正直、良いとは思えなかった。
看護師がけだるそうな顔で、お子さんの名前を呼ぶわけだ。
おむつ替えのスペースもなくて、子ども達が遊んでいるフリースペースであるカーペットコーナーで、替えろと言ってくれる。

そこまでなら、いいですよ。
僕だって、そこまでなら我慢の範疇ですよ。
問題は名前を呼ばれてからです。

医師へ診察の時、説明は僕がする、という事になった訳です。なんたって、歩くペテンですから。口は回ります。
ところが、だ。
看護師さんは

「お母さんでお願いします」
と言う。
「妻でなきゃだめなの?」
と僕が聞く。
「はい」
と即答。有無を言わさぬ表情。

たいした事ないよな。たいした事ないかもしれない。たいした問題じゃないかもしれない。でもね、僕らはノーボーダーを目標にしているわけ。
お父さんがお母さんの事をカバーする。
お母さんがお父さんの事をカバーする。
そこをね、多分、看護師が女親の方が乳児は落ち着くから、という理由でそう決めつけてくれたんだね。そう決めつける理由がよく分からない。

さらに診察室内の待合場みたいなところの話を、相方に聞いて驚く。
看護師があまり泣かせるな、体温計の電子音が聞こえない、とのたまったらしい。
医者は医者で、ちょっと見ただけで、
「ああ、風邪ですね」
とその一言で片付けあくれたらしい。相方が説明しようとするのをほぼ遮るような形で。
聴診の時もひどかったらしい。
相方が一人で、ちび姫の服をたくしあげていようとしているのに、
まるで遅い、という感じのニュアンスの言葉を投げつけ、
おまけに、相方がバランスを取ろうとしているときに、無理矢理、ちび姫の背中を向かせようとしたらしい。
普通に考えてくださいね。別々の力が、双方向にかかれば、ちび姫、落ちるじゃないですか。患者さんはたくさんいました。その人達を時間内に診ないといけないのも分かります。しかし、これはあんまりだ。芋洗いよりひどい。

そして薬を処方され、
後のことは最近の僕と相方のブログを読んでくれた方ならご存じの通りで、高熱を出して、薬とお乳を飲んでは嘔吐する、というのを繰り返す。
勿論、初めての風邪と薬で、ちび姫の体がついていかなかった、という話ではありますが、僕らは親として納得できないモノがある。


まぁ、なんでこんな話をするのかというと、
今日、まだ咳が少しあるちび姫は別の病院に行ったんですよ。
そこのドクターがね、おじいちゃん先生なんですが、
親切丁寧に診察してくれたわけ。
スタッフもイソ句でもなく、セカセカするでもなく、
むしろ和気藹々としていて。

一番、重要なのは、
「今、こういう状態で、こういう対処が必要と思われます。この薬を処方しますが、どうしますか? それではこの軟膏も処方しましょう。つけ方をご覧になりますか? そうであれば、そのままお待ち下さいね」
という具合で親切丁寧。

インフォームド・コンセントの定義を裏返せば、医師と患者の一種の契約を意味すると言ってもいいでしょう。
しかし、その根本としてあるのは人間が人間を信頼する条件と関係性です。

患者は病気に対する不安で受診するわけです。
これは介護の面でも言えるけど、
不安を抱えているわけ。
その不安をカバーして、ってのは大きな命題だと思うのよね。
真性丁寧、親身になってくれたその診察だけで、僕はなんだか心の支えをもらった気分です。

現在は患者が医者を選ぶ時代です。
ということはね、僕ら患者サイドの人間は、それなりの基礎知識を持って病気と向かい合わないと行けないわけで。それなりの勉強が必要なわけですよ。

今回、出会うことができたおじいちゃん先生との付き合いは長くなれそうで、本当に良かったと思います。
ただ、怒りを文にしただけのようなエントリーでしたが、これは自分自身への戒めとしても。選択した以上の責任が患者サイドには発生する。
同意した、という事の責任の重さも感じないといけない。

実はね、説明と同意の責任の重さはほぼ同等だと僕は思うのです。
だから、というか。なんというか。表面上以上に深く突っ込んで、向き合って主治医を得る。これって難しいけど、本当に大切なことだと思います。

ま、病気をしないことが一番ですけどね(笑)
この記事へのコメント
最初に行かれた病院は、きっとリピーター率が高くは無いんでしょうねぇ。
病気で参ってる時こその親切ってもんでしょうに。
全く。

良い先生が見つかったことを心から祝福致します。
Posted by 久我山大介 at 2007年03月18日 00:10
『病院もサービス業になってきている』
とどこかで読んだか聞いたことがございます。
病院というものが多くなってきている世の中
そして、まだまだ広くなってはいないけど『セカンドオピニオン』が言われるように
なってきているこのご時世。

精神的にも体力的にも弱くなっている人との
関わりであるからこそ、コミュニケーションが大事なのでしょうね。

大人でも子供でも病院選びって大切ですね。
Posted by 向陽 ひづき at 2007年03月19日 23:59
コメントサンクスです。

大介さん>
多分、相性なんでしょうね。この病院を良いと言う人たちもいますから。ただ、オカザキ的にはちょっとね、という感じが強かっただけで。本当によい先生でした。もう、それだけで安堵ですよ。

ひづきさん>
そうですね。しかし、サービス業と言っても、人間対人間という基本的なところが大事だと思うし、患者を捌く、とうことが医療ではないと思います。
ま、それこそ相性の問題というのもあると思いますけどね。
Posted by オカザキレオ@E.A at 2007年03月21日 08:45
相性というかね、
「親がこの先生なら、安心だ」と思えるかどうかだな、と私は思ってます。
事務的で淡白な医者を「実力ありそうで安心」と言って崇拝しているママもいますし、
柔和で緩慢な医者を「とにかく何でも聞いてくれるし話せるから安心」と慕っているママもいますし。

私が気に入って利用している小児科医院は、私が三歳の頃からかかりつけにしていたくらいの、もうおばあちゃん先生なんですが、
「乳幼児が順番無視の優先なのはいいけど、腕は確かなのかすごく不安」と言う人もいれば、
「あの先生は大病院にも顔が利くし、経験豊富で何でも答えてくれるから安心」という人もいる。
ほんとうに、人それぞれです。

私自身は、最近事務的な医者が増えた中で、
いまだに「往診」をやめてないところが、一番、好きなんですけど。
Posted by 木江 at 2007年03月22日 15:19
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